π spectacle(パイ スペクタークル)は地下鉄谷町線の中崎町駅から歩いて5分ほど、阪急梅田駅からは徒歩8分ほど歩き、住宅や公園・カフェのあるエリアを抜けていったところに店舗を構える、古民家をリノベーションした隠れ家カフェとなっています。
π spectacleは同じく大阪の北浜で行列をつくるカフェ「Spectacle Kitahama」の姉妹店であり、また、後日紹介する「パーラー淀屋橋」の公式Instagramの記載から分かるように、そちらの店舗の系列店でもあることがわかります。


梅田駅から一駅しか離れていないにも関わらず、中崎町駅近郊は狭い路地が複雑に入り乱れたような構造になっており、π spectacleへ向かう道のりもなかなか複雑なものとなっていました。
店舗の外観はトタン張りの外壁に木製の窓枠、大きなガラス張りの窓、鉄製のスライドドアと、一見すると工場や作業場か何かかな?と勘違いして見過ごしてしまいそうな外観となっています。
重い扉を開けて店内に入ると、異界部分はピンクの壁色と木目がはっきりわかりリノベーション感溢れる柱や階段が迎え入れてくれます。
また、背の低いテーブルと椅子のおかげで店内の空間がより広々としたもののように感じられました。


店内に入るとまず目の前のレジでテイクアウトかイートインか伝え、注文をする形になります。
レジカウンターと店外に面するガラス窓部分に同じメニューが貼られているため、レジ前で焦って注文を決めなくてはいけないということもなく、落ち着いて注文することができました。
今回はテイクアウトで箕面(みのお)カヌレの4個入りを購入することにしました。
箕面カヌレとは、π spectacleなどの系列店のオーナーである古田島さんがフランスの三つ星レストランで修行していた当時毎日焼いていたカヌレを、当時のレシピのまま、腕を磨いて心を込めて作り上げて毎日提供しているカヌレなのだそうです。

箕輪カヌレは、カリッと感はなく生地はふわふわとした菓子パンに近い食感の軽い食感のカヌレとなっています。
じっくりと焼き上げられたであろうことがわかる見た目の色、そしてその期待を裏切らない香ばしくもほろ苦い風味は、他の王道なカヌレと比べて一癖ありますが、それがたまらないという方も中にはいるのだろうなと思います。
このまま食べてももちろん美味しいですが、トースターを用いてリベイクしてから食べると、さらに美味しく食べることができると店員さんからも紹介があったため、時間や余裕があったり人手間加えてカヌレを食べたいという人はやってみることをお勧めします!



π spectacleはカヌレの他にもガトーショコラやレアチーズケーキといったデザートから、パスタやカレー・タルトフランベといったランチの時間帯にもおすすめの食事メニューまで充実しています。
ゆったりとした空気の流れる路地裏の店舗で、お昼時から美味しい料理を食べるのも、休日の過ごし方の一つとしてとてもいいかもしれませんね。

【店舗詳細】
店名:π spectacle(パイ スペクタークル)
住所:〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西3丁目2−7
TEL:08038390327
営業時間:11:00~23:30
定休日:なし
アクセス:中崎町駅から徒歩5分ほど
Instagram:https://www.instagram.com/pie_spectacle/?hl=ja