ほうき星は沖縄県浦添市に2018年にオープンした、沖縄で初めての黒糖カヌレ専門店です。
現在は港川本店と那覇空港店の2店舗があり、どちらの店舗でも一日4回・焼きたてのカヌレが届けられているので、遅い時間に行っても焼きたてのカヌレを買うことができるようになっています。
ほうき星のカヌレは 多良間島の黒糖を使用することで、沖縄ならではの個性を取り入れつつも、優しくて日本人好みの味わいに仕上げられています。
味の種類が豊富なことで有名なほうき星のカヌレは、今回訪ねた2023年3月時点で10種類のオリジナル定番カヌレと2種類の季節限定カヌレがあり、定番のプレーン以外にも抹茶やいちごなど定番の味から、ドラゴンフルーツや泡盛といった、地元の素材を使った沖縄らしさ満載の味までたくさん用意されています。
一口サイズでかわいらしいサイズのほうき星のカヌレは、一つひとつがおめかしをする様に粉糖やチョコ、ジュレを身にまとっており華やかな見た目が目を引きます。
そんなほうき星のカヌレの味を今回は少しずつ紹介したいと思います。
カヌレ(プレーン)
控えめな甘さなので、パクパク食べれてしまうカヌレです。小さいサイズのカヌレはあまり仮っとしていないことが多い印象ですが、ほうき星のカヌレは当日に焼き上げているのでカリッと感が失われることなく楽しむことができます。
カヌレ(沖縄珈琲)
こちらのカヌレは頭に珈琲豆とコーヒー風味のマスカルポーネが乗っており、乗っている豆はそのまま食べることができるカヌレになっています。一口食べれば口の中が珈琲の苦味と風味で一杯になります。少しほろ苦い大人なカヌレといえます。
カヌレ(沖縄の緑茶(名護市産))
全体に名護市産の抹茶がかかっており、土台のプレーンカヌレの控えめな甘さと抹茶特有の苦味と深みのある香りが広がるので、抹茶好きにはお勧めのカヌレです。
カヌレ(星×バナナ)
頭に乗ったホワイトチョコの甘みが最初に来ると同時に、完熟バナナを使ったジャムの香りが口の中一杯に広がります。お店の名前である「ほうき星」をイメージしたポップな見た目のカヌレです。
カヌレ(パイナップル)
頭に乗ったパイナップルジュレの甘みと酸味のバランスが雑妙な、沖縄の夏を感じることのできるカヌレとなっています。
カヌレ(泡盛(古酒))
洋菓子のカヌレに和の泡盛を合わせるという不思議な組み合わせの一品です。泡盛カヌレはラムの代わりに泡盛を入れ、加熱する際にアルコールを飛ばすことで泡盛特有の香りを残したままの風味豊かなカヌレを味わうことができます。
カヌレ(ドラゴンフルーツ&シークワーサー)
普段あまり食べることのないドラゴンフルーツを味わえるというだけで、東京の人間である筆者はすぐに食べてしまいました(笑)
カヌレ(沖縄ミルク)
土台はプレーンカヌレと同じですが、頭に乗ったミルク風味のソースがコクと味わいに深みを出していて、私の中でもお気に入りの味の一つです。
カヌレ(ラズベリー&マスカルポーネ)
頭に乗ったラズベリー風味のソースの色味と粉糖で化粧したこのカヌレは、ほうき星の中でも一にを争うかわいさです。味もラズベリーの甘酸っぱさがアクセントになっていておいしい一品です。
カヌレ(たんかん)
沖縄県産のたんかんを使用したオリジナルカヌレです。果実本来の自然な甘みが、控えめな甘さのプレーンカヌレに加わることで、たんかんの味わいを損なうことなくおいしく味わうことができます。
カヌレ(北谷の塩ミルク)
土台となる本体はプレーンカヌレと同じものですが、頭の部分にしょっぱさのあるミルクソースとホワイトチョコが乗っており、癖になってしまうようなあまじょっぱさがあります。
ほうき星のカヌレは単品注文はできず、4個入り、6個入り、10個入りの箱を選んで好きな味を自由に選ぶような頼み方になっています。
急いでいる方向けに、定番の味10種が一つずつ入った10個入セットも販売しているので、迷ったらとりあえずこのセットを注文するのがおすすめです。
沖縄の数少ないカヌレ専門店の「ほうき星」。那覇空港内に店舗はありますが港川はほうき星以外にも魅力的なお店やカフェがたくさんある地域ですので、一度港川に立ち寄ることがあった際にはほうき星のカヌレはもちろん、近辺のカフェを巡ってみるのも良いかもしれませんね。
【店舗詳細】
住所:〒901-2134 沖縄県浦添市港川2丁目16−2
TEL:098-975-7825
営業時間:11時30分~17時30分
定休日:なし
アクセス:那覇市 県庁北口からバスで23分ほど(港川着)、港川から徒歩8分
公式サイト:http://www.houkiboshi.jp/